高尾山は一年を通して多くの登山客が訪れます。
春は新緑、夏は涼風、秋は紅葉、冬は凛とした空気。
どの季節に行っても、自然の魅力で溢れています。
こんなに自然あふれた山が東京都内にあるのですから驚きです。
今回は、登山初心者の方向けに、高尾山に登る服装と、楽して登る3つのポイントを紹介します。
誤解を恐れずに言えば、高尾山は超楽勝な山ですよ!
服装は普段着でOK!
高尾山に登るのに、特別な登山装備は不要です。
普段着でOK!
こう書くと「山を甘く見るな!」と怒られそうです。
しかし事実、高尾山登山は実に簡単です。
楽ちんに登れます。
なぜなら、幼稚園児が遠足で登ってくるのですから。
とは言え、曲がりなりにも登山なので、何も考えなしに登るとそれなりに大変です。
そこで、初心者さんが高尾山に楽して登るための、3つのポイントを紹介しますね。
高尾山に楽して登るための3つポイント
ポイント1:1号路を登る。
高尾山にはいろんな登山コースがあります。
高尾山のホームページでは、各コースについての説明があります。
この中で、1号路が一番やさしい初心者向けのコースです。
1号路では、コースのほとんどは舗装されています。もしくは木道になっています。よって実に歩きやすいのです。
土の上を歩く部分は、極僅かですので、登山靴も不要です。スニーカーで十分登れます。
極論を言えば、ヒールでも登れるほどです(お薦めはしませんが)。
1号路の所要時間は約80分です。これでも十分に短いですが、次に紹介するケーブルカーを使うと、歩行時間はわずか約40分で済みます。
ポイント2:ケーブルカーを使う。
1号路では山麓から途中まで、ケーブルカーで登れます(清滝駅→高尾山駅)。
所要時間は約6分です。
- 料金(片道)
- 大人(中学生以上):480円
子供:240円
往復券を買うと若干割引があります。
1号路の坂道できついのは山麓部分なのですが、ケーブルカーに乗るとそのきつい部分をパスできます。
ケーブルカーを降りたところには喫茶店や売店があります。登山はまだ始まったばかりですが、とりあへずコーヒーや名物『天狗焼き』で英気を養っても良いでしょう(笑)
ケーブルカーのとなりには、リフトもあります。スキー場にあるリフトと同じものです。
こちらを利用しても良いです。料金はケーブルカーと同じです。
ポイント3:天気の良い日の午前中に登り始める。
高尾山に楽して登るには、天気の良い日を選んでください。
いくら高尾山登山が簡単とは言っても、雨や雪の日ではそれなりに装備が必要です。
曇りの日もやめましょう。いつ雨になるかわかりません。
雨が降ると、当然雨具が必要です。
傘をさして登れないこともありませんが、安全面を考えると両手がフリーになる雨合羽がお薦めです。
登山していると汗をかきますので、安物の雨合羽だと、歩いていると蒸れてきて非常に不快になります。
蒸れない雨合羽もありますが、ゴアテックスなどの特殊素材を使ってるので何万円もします。
よって雨の日の登山はお薦めしません。
そして、暗くならないうちに確実に下山できるよう、午前中に登り始めてください。
山では日が落ちるのが早いです。冬場ですと晴れていても15時くらいには薄暗くなってきます。気温も落ちてきます。
こうなると、普段着ではつらくなり、登山の装備が必要になってきます。
よって、天気の良い日の午前中に登り始めること、これが大切な条件になります。
アクセス
電車
京王線:新宿駅~高尾山口駅
所要時間47分。
JR中央線:新宿駅~高尾駅~高尾山口駅
新宿駅から中央線に乗る場合、高尾駅で京王線に乗り換えます。
所要時間47分。
駐車場
駐車場は2か所あります。
(1)高尾山薬王院祈祷殿駐車場
- TEL 042-661-1118
- 圏央道高尾山ICより約2km(約5分)
- 受付時間 午前8時~午後4時
- 収容台数 250台
(2)八王子市営高尾山麓駐車場
- TEL 042-661-0308
- 圏央道高尾山ICより約2.2km(約6分)
- 受付時間 24時間
まとめ
登山の初心者さんが、高尾山に登る服装は、普段着でも全く問題ありません。
また、高尾山に楽して登るには、3つのポイントがあります。
・ケーブルカーを使う。
・晴れた日の午前中に登る。
この3つの条件を満たせば、特別な装備は必要なく、とても簡単に登れます。
登山の超初心者の方には、とても登りやすいと思います。
まずは一番楽な方法で高尾山に登ってみて、気に入ったら徐々に装備を揃え、1号路以外のコースにチャレンジすると良いのではないでしょうか。
それでは楽しい高尾山を!