8月です。
甲子園も始まりました。
今年で100回だそうですよ、甲子園。すごいですね。
今年はことさら暑さが厳しいので、熱中症対策がいろいろと取られてますが
暑い盛りに屋外で運動するという事実は変わりません。
小手先の対策です。
ある日、選手が試合中に熱中症で倒れて大騒ぎになるまで
根本的な対策はとられないでしょうね・・・・
根本的対策とは、例えば
試合をナイターにするとか、
ドーム球場に移すとか、です。
甲子園大会運営の誰か偉い人が
根本的対策に早く目覚めるよう、期待します。
目次
『苫米地式 思考ノート術』の感想
苫米地式 思考ノート術
著者:苫米地英人
出版社:コグニティブリサーチラボ
本書は、とまべっち流のノートの取り方を指南するものです。
とまべっち流のノートとは
従来のノートの取り方と言えば、例えば授業のノートでは教師が言ったこと、板書したことをノートに書き写します。会議では誰かの発言を書き写します。しかし、とまべっちは、これは単なる「メモ」であってノートではないと言います。
では とまべっちの言うノートとは、どういうものなのでしょうか。
それは、物事をひとつ上の抽象度から理解するためのものです。自分のゲシュタルト領域を広げるためのもの、とも言えます。そのために、他人の発言に対する、自分の考え、気づき、認識を書きます。ここがポイントです。
ゴールありき
とまべっち流のノートには、縦軸に抽象度(上が抽象度高)、横軸に時間軸(原点が現在、右端が未来)を取ります。
まず、右端上部のエリアに、自分のゴールを書きます。
次に、左下(原点付近)に、他人の意見(ニュースとか)を見聞きして感じた自分の考えを書きます。思ったこと・感じたことは何でも書きます。そしてそれら書き込んだ個々の事項に間に関連線を引きます。
最終的には、自分の個々の考えとゴールとがどう関連しているか、まで関連線を引きます。
こうすることにより、自分のゴール達成と、他人の発言・ニュースの関連付けができます。つまり、思考の抽象度が上がり、ゲシュタルト領域が広がるわけです。すばらしい。
しかしこの方法は、まずはゴールを決めることが大前提です。ゴールを決める。これ、大事です。
『苫米地英人の金持ち脳』の感想
苫米地英人の金持ち脳 ~捨てることから幸せは始まる~
著者:苫米地英人
発行社:コグニティブリサーチラボ株式会社
やりたくない仕事をしている人は、もっとも貧乏脳になる可能性がある
世の中には
・やりたいこと(好きなこと)を仕事にする。
・やりたいこと(好きなこと)と仕事は別である。
という2つの考え方があります。
本書では「やりたいことを仕事にしろ」と勧めます。
なぜなら、
やりたくない事を仕事にしている人は、仕事の他に満足を求めようとするため、そこでお金を使ってしまうからです。金持ち脳になる一番の方法は、仕事から満足を得ることです。
確かに!
日頃のストレスを発散させるために、飲み歩いたり、旅行に出かけたり、賭け事にはまったり、いろいろありますよね。かくいう私もまあ、いろいろ発散するためにお金を使っています・・・
これは金は貯まらんわなあ(-_-;
やはり仕事で満足できる生活が、お金が貯まるんですよね。
まあ、そうは言ってもですね、給料が十分に高い人は仕事はほどほどにして、ストレス発散にお金を使ったとしても、十分お金は貯まるんですよね。うらやましーwww
じゃあ自分のやりたい仕事って・・・何?
これ、人生の最大の問題かもしれません。
「やりたいことを仕事にする」って言っても、自分のやりたいことが何なのか、たどり着くのは大変です。
私も未だに分からないです。
私はいったい何をやりたいんだろう・・・
でも、人生のゴールは決めましたよ。
そのゴールに対して、とまべっち流のノート術を使って思考を練り、ゴールを頂点としたゲシュタルトを構築して行きます。その過程で やりたい事も明らかになるでしょう。
『働きたくないけどお金は欲しい』の感想
働きたくないけどお金は欲しい
著者:遠藤洋
出版社:マネジメント社
まあ、身も蓋もないタイトルですね(笑)
でも多くの人が思っていることをストレートにあらわしています。潔い!
内容的には、それほど目新しいことはありませんでした。
この手の本を読んだことのある人なら、大抵は知ってることです。
働くとはなんぞや?
タイトルに「働きたくないけどお金は欲しい」とありますが、
では「働く」とはなんぞや?
まずはその点から話は始まります。
本書によりますと、
・働くとは相手を喜ばせること
収入=相手に与えた喜びの量x喜ばせた人の数
これには激しく納得です。
結局、経済とはギブ・アンド・テイクなので、自分が与えるものがないと、お金にはならないわけですね。
漫画家なんかは、ヒットすると何百万人に楽しみや感動を与えますから、目が回るほど儲かります。
音楽家もそうですね。
多くの人にたくさんの喜びを与えれば、お金を稼げます。
では、そんな才能のない人はどうすりゃいいのさ?
与えるものがない人はどうする?
与えるものがない人は、与えるものを持っている人・会社に投資をします。
例えば株式投資ですね。
そうすれば、間接的に 多くの人に大きな喜びを与えることができます。結果、儲かります。
ですから、どんな会社が 人々に喜びを与えているのか、そこを見極めて投資をすれば稼げるというわけです。
では会社選びについてはどうすればいいんでしょうか。
儲かる会社の選び方
残念ながら、そこまでは本書には書かれておりません。
それがわかれば苦労はしないよ、ということなのでしょう。
全体的な書評としては、まあ間違ったことは書いていません。
投資の初心者が、お金儲けの全体像を掴むには良い本なのではないでしょうか。
中高生などが経済の勉強をするのにも良いと思います。
『まずは親を越えなさい!』の感想
まずは親を超えなさい!
著者:苫米地英人
発行社:コグニティブリサーチラボ株式会社
今まで読んだ苫米地本の中で、一番内容がまとまってると感じました。
おすすめです。
人間は昨日までの考え方でできている
私達は、昨日まで大事だと思ってきたことで出来ています。
小さい頃の親や教師から言われたことに、深く洗脳されています。
私達人間は、(過去に刷り込まれた)自分が大事だと思うことしか見えないのです(物理的には見えていても、意識に上らない)。これがRAS、スコトーマの効果です。
ゴールありき
私達は自分が大事だと思うことに関係した物事しか見えません。
ですから成功したいと思うなら、何が大事なのか、つまり自分のゴールは何なのかを明確にする必要があります。
さすれば、大事な物事に関係した事象が目に見えるようになります。これまでスルーしてきたことが意識に上るようになります。これを「スコトーマが外れる」といいます。
スコトーマが外れると、すなわち視野が広くなります。こうして自分のゴールへ少しずつ近づいていくのです。
ですから、まずはゴールを認識すること。これがとても大事です。
私は今まで、ゴールを意識して生きてきませんでした。だから何も成し遂げられなかったのかと、深く反省しています。
ゴールを意識し、アファメーションを行ってスコトーマを外していく。これが成功の秘訣なんですね。
とまべっちの成功本を読むのなら、本書が実に良いまとめであると思います。