走行距離10万キロ超えの軽の中古車を買いました(購入記はこちら)。
軽で10万キロ超えって、どんな状態なんだろうと半分興味本位なところもあったのですが、意外に普通に乗れる状態で、拍子抜けな感じでした・・・
が、実は、やっぱりガタが来ていました。はい、やっぱ10万キロも走ると疲労がたまり劣化する部分があるのですね。
その劣化した部分とは・・・車輪のベアリングです。
以前の記事で、走行中になんかゴゥンゴゥンと音がするのが気になる・・・と書きました。その原因が左後輪のベアリングの劣化でした。
今回は、この故障箇所が分かった原因と、症状、対処、費用などについてお話しますね。中古車を購入の際の参考になればと思います。
故障の状況
私の愛車(黒ナス号と名付けました)は10年落ち、走行距離12万5千キロの中古車ダイハツ ムーヴです。黒ナス号は高齢ではありますが、普段は元気よく走ってくれます。フルオートエアコンもバシバシ効きます。
ですが、2点気になることがありました。
- 走行中にゴゥンゴゥンと音がする。
スピードを出すと、ゴゴゴゴゴー みたいな連続音になります。
高速道路を走ると結構うるさいです。 - ハンドルが微妙に左に取られる。
ハンドルを真ん中にしても、僅かに左に曲がってしまいます。
走行中のゴゥンゴゥン音は、ネット上では「ゴーゴー音」と表現されてる方が多いですね。
個人的には「ハンドルが左に取られる」のが気になったので、某カー用品店に持ち込んで、相談してみました。そのカー用品店で調べてもらった結果、「左前輪のブレーキが常に軽く効きっぱなしであるのが原因」との見立てでした。
しかし部品在庫が無いので、ダイハツのディーラーに持ち込んだほうが早いとのこと。
そこでダイハツのディーラーに持ち込み、事の経緯を説明、再検査をお願いしました。
すると驚きの結果が出ました・・・
なんと、左前輪のブレーキは全く問題なし。問題なのは左後輪のベアリングだというのです。カー用品店の見立ては全くのハズレでした~
このベアリングの劣化を放置していると、最悪、走行中に車輪が外れる可能性もあるとのこと!激ヤバですね。
そういう経緯で、左後輪のベアリングを修理することとなりました。
ちなみに、「交換部品が届くまでの間、高速道路は走らないでください。万が一のことがありますから」と言われました(笑) いや、笑い事じゃないですよね。
修理内容
修理の内容としては、ベアリングの部品を交換しました。
修理の明細書を見ると
と書いてあります。
↓
ネットで調べると『ハブベアリング』という呼び方もあるみたいです。
交換費用はサービス諸経費、消費税込みで、27,000円でした。
後でネットで調べてみたら、37,000円の見積もりの話がありました。高級車や大排気量車ならそれくらいになるのかもしれませんね。軽自動車の場合は部品代も安いので助かります。
修理の様子
車を持ち上げてタイヤを外し、ベアリングの部品を交換しました。
こちら交換前。
↓
こちら交換後。
↓
交換前後の写真にはあまり違いがありませんが、部品が新しく(白く)なっています。
修理にかかった時間は、約1時間でした。
整備のお兄さんに話を聞きながら、修理する様子を見学させてもらいました。
修理後の状況
修理費用は27,000円もかかりましたが、おかげさまで気になっていた2点が両方とも解消されました。
走行中のゴーゴー音もなくなったし、ハンドルが左に取られることもなくなりました。さすがディーラーです。
愛車・黒ナス号の調子はますます快調となりました。これからもバシバシ走ってくれることでしょう。
燃費との関係
あと、特筆すべき効果がありました。それは燃費です。
修理前の燃費は、高速道路で16km/l程度でしたが、これが20km/l程度までグンと伸びました!
ベアリングがスムーズに回るようになったことで、摩擦のロスが減ったんでしょうね。これは予想しなかったうれしい効果でした。
整備のお兄さんの忠告
今回の修理では、ベアリングは1個しか交換しませんでした。しかし、残りの3個の車輪のベアリングも、いつ寿命が来るかわからないとのことです。走行10万キロというのは、やはりクルマにとっては一つの節目なんだそうです。
そこを超えると、いろんな部品の劣化が表面化してくるんだとか。
まあ無理もない気もします。機械ですからね、仕方ありません。
あと、エンジンマウントが一部劣化している、と言われました。こちらは交換すると大体1個3万円だそうですが、事故につながる危険は無いとのことなので、今のところは放置です。
ですが、今回の修理で、ますます黒ナス号に愛着が湧いてきました。多少はお金をかけてでも、部品を交換して長く乗ってあげたいと思います。
目指すは走行20万キロ!です!
あとがき
「走行中のゴー音」は、個人的には「ちょっと気になるなあ」レベルのことでしたが、ちゃんと検査したら深刻な故障でした。
ベアリングの劣化は、運が悪ければ走行中に車輪が外れるなどの事故につながるとのことです。大惨事になります。今回はディーラーに車を持ち込んだので、原因と対処がすぐにできて助かりました。
走行中のゴー音が気になる方は、早めにディーラーで検査されることをおすすめします。事故が起きてからでは悔やんでも悔やみきれません。
また、中古車を買う際には、「ちょっと気になる」レベルでも、納得の行くまでクルマ屋さんに聞くことが大事だと実感しました。これから中古車を購入される方は、お気をつけくださいネ。
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