50代の転職の現実。なんとか正社員になった記録(とは言え常用型派遣ですが)

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私はアラフィフ、50代前半の男性です。
イケメンではありません。
2017年12月31日で前職を辞め、その後半年の転職活動の末、なんとか正社員に就くことができました。

50代にもなると転職は厳しい、もう再就職なんて無理、どうしよう・・・なんて思っていませんか? でも実際に転職活動してみると、全然そんなことはないですよ。特に資格を持っていない私でも、なんとか転職できました。

今回はその記録を残しておこうと思います。アラフィフで転職活動されてる方の参考になれば幸いです。

大変は大変でした

結果的に転職できたとは言え、私の転職活動はけっこう大変でした。次の仕事を始めるまでに半年もかかりましたから。

最初の2~3ヶ月は余裕で、のんびりしたものでしたが、後半は徐々に焦りが出てきました。面接も何度も(7回くらい)受け、ことごとく落ちました。その焦りのせいか、当初の希望とは少々違う仕事に就いてしまいました。心が弱かったですね。自分を信じて平常心を保つことが大事と実感しています。これは反省点です。

最初はハローワークへ

前職を辞めたら、すぐにハローワークの事務所に出向いて、求職の登録をしました。

友人からは「雇用保険の給付を受けながらゆっくりすれば?」とも言われましたが、自己都合で辞めたので、雇用保険が給付されるのは3ヶ月後だったんですよね。そこまで待つのも違う気がしましたし、何より年齢が50代、アラフィフということもあって、早く求職市場の様子を掴みたかったのです。

人手不足と言われる時代ですから50代でもわんさか求人があるのか、逆に50代みたいなジジイの仕事は無いよ、というものなのか。

で、ハロワに登録して求職活動した結果わかったのは、「世間は人手不足なんだろうけど、50代には厳しい状況だ」ということです。

例えば、ハロワ経由で求人に申し込んでも「最低10年は働いてほしいから」とか「社員のいびつな年齢構成を修正するため」とかの理由で、オヤジはお断りされました。厳しいです。甘くない。ひどい会社は、申し込んでも返事すらよこさないです。

でもまあ、雇い主の気持ちもわかりますよ。オヤジより若者のほうが圧倒的に使いやすいですからねえ。オヤジは人生経験を積んでいろいろ知恵を身につけていますから、使う側は大変でしょうwww

ハロワの職員さんの対応は?

ハロワの職員さんは、基本的に受け身です。積極的にこちらに(求職者に)提案はしてきません。なので、こちらから「〇〇の仕事はないですか」「〇〇について教えてください」と問いかけないといけません。そうしないと、何も情報は得られません。せっかくアドバイスするために職員はいるのですから、使い倒すくらいの気持ちで質問しましょう。

私が一番役に立った質問は「〇〇線沿線の仕事を探したいのですが、ありますか」です。この質問に対して、職員さんは〇〇線沿線の仕事をまとめた資料や、〇〇線沿線の求人説明会について教えてくれました。

このように、彼らはいろいろと役立つ情報を持っています。でもこちらから問いかけないと、何も出してくれません。ガンガン問いかけましょう。

ハロワには求職登録した方がお得

ハロワの求人は、基本的にネットから検索できます。
ハローワークインターネットサービス

なら、別にハロワに求職登録しなくてもいいんじゃない?とも思えますが、さにあらず。登録した方がいいんです。

なぜならば!

ネット検索のとき、求職番号(求職登録するともらえる)を入れないとヒットしない求人案件があるのです。会社側も、おおっぴらにしたくない求人があるんですね、理由はわからんけれども。だから求職登録は絶対にやった方がお得です。

次は東京しごとセンターへ

ハロワではいくつかのお仕事を紹介してもらったのですが、結局決まりませんでした。

そこで次に頼ったのが、東京しごとセンターという組織です。東京の飯田橋駅の近くにあります。

ハロワは国が運営していますが、東京しごとセンターは東京都が運営しています。いわば、東京都版のハロワです。当然、すべてのサービスは無料です。
→ 東京しごとセンター

東京しごとセンターに登録すると、担当者が付きます。以降はその担当者とやり取りしながら求職活動していきます。ハロワでは担当者が付くことはありませんので、こちらの方が頼りがいがあります。

そしてさらに、「ミドルコーナー」という中高年専門の窓口に登録しました。ここに登録すると、さらにアドバイザーが付きます。この人がさらに細かくアドバイスしてくれます。

そしてミドルコーナーでは、職場体験や各種セミナーなどの企画が多数用意されています。このセミナーを通して、より多くの会社を知ることができました。これ、全て無料です。素晴らしいw

しかし、東京しごとセンターでの活動を通しても、なかなか希望の仕事は見つかりませんでした。

そして民間の転職サービスへ

東京しごとセンターで3ヶ月ほど活動しましたが、それでも仕事は決まりませんでした(贅沢言わなければ、いくらでも決まったのですが)。

そこで民間の転職サービスに登録しました。エン転職とか、DODAとか、ああいうのです。便利そうに思ったのですが、自分の経歴とか細かく入力しないといけないので、最初はかなり面倒でした。

ですが一旦登録したら、けっこう企業の方からメールがきました(スカウトメールとか呼ぶらしいww)。

スカウトメールが来ると最初は嬉しかったのですが、でも、求人の内容を見るとがっかりな内容ばっかり。見込み残業分○万円込み、とか、なんだよそれ(怒)。 給与を高く見せようとする会社のなんと多いことか。騙されてはなりません。

あと、面接受けに行ったら、その会社のビルが赤坂の一等地にあって、社内はどこかの美術館のように絵画を飾ってある会社がありました。社長の趣味なんでしょうけど、社員が汗水たらして稼いだお金をこんな風に無駄遣いしてるのかと呆れました。経営陣も何も指摘しない腰ギンチャクばかりのでしょうね。こんな会社に就職してはいけません。余談でした(^^;

なんとか内定ゲット

で、いろいろ面接を受けまくった結果、ようやく内定をもらいました。それは某派遣会社Aです。A社の社員になって、顧客企業に派遣される形態です。いわゆる『常用型派遣』というものです。

常用型派遣の場合、健康保険や厚生年金もありますので、社員にならない派遣(登録型派遣)より若干有利です。

常用型派遣の会社にはパソナやスタッフサービスなど多くの派遣会社がありますが、なぜA社に決めたかといいますと・・・流れですww

A社の面接で「私は乗り物に関わる仕事がしたいです」と話したところ、「うちの内定はお出し出来ます。実は今ちょうどそういう案件あるんですよ、明日顧客企業の面接に行きましょう!」ということになったのです。

で、翌日、某製造メーカー(まあまあ大手)に面接におもむきました。で、こちらもサクッと内定ゲット。決まるときは決まるものです。これまでの停滞がウソのようwww

ということで、今は某製造メーカーで、乗り物工場の社内システムの整備をしています。ホントは工場で乗り物を作る仕事をしたかったのですが、まあ許容範囲内です。

職場はまあまあです。労働環境も作る製品も、法令遵守しようという意識が強いです。社員も育ちが良い風な人が多いですね。休日も多いです。

問題点は、残業が多いことです。通勤時間が片道1.5時間ほどと長いので、残業は1時間でもこたえます。残業が続くとボディブローのように効いてきます。日々の残業が2時間を超えたら、辞めようと思います(>_<) せっかく決まった仕事ですけど、やはり健康第一ですからね。

まとめ

アラフィフ50代のおっさんが、なんとか転職した経緯をお話しました。

全体的には次のような流れです。

ハローワークに登録
 ↓
東京しごとセンターに登録
 ↓
転職サービスに登録(エン転職とかDODA、マイナビとか)
 ↓
常用型派遣会社Aに就職
 ↓
某大手製造業に派遣

ここで一番オススメなのは、個人的には『東京しごとセンター』です。ここのアドバイザーは、ほんとに良くしてくれました。東京都が運営しているので無料ですし、安心して利用できます。

今回はたまたま民間の転職サービス会社経由で転職できましたが、これはホントにたまたま。運が良かったです。

でも、行動を起こさないと運も引き寄せられません。もう50越えたから再就職は無理なんて思わずに、まずは動き出してみませんか。きっといいことありますよ。

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