読書日記:2018年11月

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2018年11月の読書記録です。

もう11月です。
早いなあ、早い!

今年も残す所、あと2ヶ月。
12月になったら街はクリスマスムードに溢れ、あっという間に年末です。

そうなる前に、もっと本を読むぞ~

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣


心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

著者:中村恒子
出版社:すばる舎

「なんか息苦しい」
「会社に行くと息が詰まる」
「生きるのがツライ・・・」

日々そんな気持ちで働いている人(私だ!)に役立つ本です。
もっと楽に生きてええんやで。と優しく声をかけてくれます。

逃げてもOK

著者の中村さんは言います「「生きがい」とか「己の成長」なんていうのは、自分をちゃんと食べさせられるようになったあとに、余裕があったらボチボチゆっくり考えていけばええ」と。

そのとおり。

背伸びして、難しそうな、大変そうな仕事をする必要はないのです。人間そんなに成長できるものではありません。とりあへずお腹いっぱい食べられるだけの給料が稼げればいい。そんな仕事でちょうどいい。私はそう思います。

でも困難な仕事をしないと「仕事から逃げていると思う」なんて考える人がいます。真面目すぎです。そんな人ほど仕事に押しつぶされてしまいます。

「毎日がつらいなあと思うんであれば、何かを足していくのではなく、「これで上々やろ」と、納得していく道もあるんやないでしょうか」

こういう開き直りってとても大事だと思います。70点で上々です。

人は人、自分は自分

中村さん曰く、「よその家庭はこうやから、世間では普通こうやからと、ヘタに比べるもんやなくて、「うちはこうやから、仕方ないんや」と開き直ってしまうことが肝心」

そうなんですよ。
激しく納得です。

「友達は海外旅行に行ったのに・・・」
「友達の彼氏はとてもイケメン・・・」
「友達の会社は給料がいい・・・」

比べると不満ばっかりです。

人と比べるところから不満は始まる。人は人、自分とはカンケーない! 私もそう割り切ることで、ずいぶん気持ちが楽になりました。

「みんな違って、みんなダメ」に通じるものがある

中田学著「みんな違って、みんなダメ」でも書かれていたように、己の成長なんてクソ食らえです。
人間は日々成長しなきゃいけない、なんて刷り込みをされたため、私達の人生は生きにくくなっています。

もっと楽に生きましょうよ。
成長なんか追い求めなくてもいいじゃないですか。

楽しく生きた人が勝ちです。あの世に成長なんて持っていけませんからね。

論破力


論破力

著者:ひろゆき
出版社:朝日新聞出版

それまで ひろゆき氏は2ちゃんユーザー以外ではそれほど有名ではありませんでしたが、
「それってあなたの感想ですよね」
という強烈なフレーズで一躍知名度が上がりました。ほぼ2ちゃんねるを使わない知人が(面白がって)このフレーズを使っていたのにはびっくりしました。

そのひろゆき氏が書いた、議論に負けないための指南書がこの「論破力」です。
本書のエッセンスのなかで、「そうだよな」と思ったことを紹介しますね。

議論に負けない王道はある

絶対に議論に負けない方法はないでしょうけども、議論に非常に強くなる方法ならあります。それは「事実に基づいて議論する」ということです。

事実に基づかない主張は、先にあげた「それってあなたの感想ですよね」で終了です。
一撃。
ちーん。

長いものにはまかれろ

「偉い人の言うとおりにすればいい。   自分はA案がいいと思っていても、偉い人がB案のほうがいいと決めたらそれで議論は終了です。しつこく反論してはいけません」

これはそのとおりです。特に会社での議論。偉い人の意見をくつがえすのは大変なエネルギーが必要です。しかもくつがえせるか分からない。

そんな大変な思いをするのであれば、「あー、はいはい」と言っておいた方がよっぽど楽です。

ただ、議論の対象にもよりますがね。議論の対象が「絶対に譲れない、命に代えても、絶対にだ」というものであれば徹底抗戦です。

そうでなければ、「あー、はいはい」で良いではありませんか。気楽に生きましょうよ。

省エネでいこう

ひろゆき氏の、以下の戦術には大いに納得しました。実は偶然にも、自分もそれを実践していたからです。

「たとえば会社の中で「 下手 に出るとなめられる」とか思っている人もいるようですが、 下に見られてなめられているほうが何かと得です」

「おいらは、だいたい下手に出るのですが、必ず「牙をむきそう感」を出すようにしています」

「そうすると、相手は「あまりなめてかかるとやり返される」と警戒するようになるので、理不尽なことは言わなくなるのです」

「牙をむきそう感」というのは、たまに(どうでもいい)会議で噛み付いてみればいいです。で、ちょっと反論したら計画的に撤退します。「こいつ、面倒くさいヤツだな」と思わせればOKです。

それだけで、たいていの人は うるさく言わなくなります。 いろんな面で無茶振りされなくなるので、仕事が省エネになります。

以上のように本書では、議論に負けないための いろんな戦術が紹介されています。おすすめです。

しかし、本書で得た知識を振り回しすぎると やけどします。ブーメランを喰らいます。議論で勝っても嫌われたら生きにくくなります。そこらへんは良く考えて実践して下さいね。

ひろゆき氏も言っています。
「会社の中でも上司を論破して飛ばされてしまう人とか、けっこういると思います。その意味では、論破力は「取り扱い注意」でもあるということです。 人生うまくいくことが目的であって、論破力はあくまでもその手段なのですよ」

論破した、その先を考えましょう。

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