先日、大学3年生の甥っ子に
「ねーねー、おじちゃん、東京での生活費ってどれくらいかかるの?」
と唐突にきかれました。
彼はまだ就職の内定さえもらってもいないのに、もう東京でのサラリーマン生活を想定していろいろ計画しているようなのです。能天気といいますか、しっかりしてると言いますか(笑)
でもお金の計画をしているところは感心です。やっぱ先立つものはお金ですからね。必要な生活費を予想して、資金繰りを計画しておくことは、とても大切です。
東京は大都会ですから、生活費もさぞや高いだろう・・・というのは、半分当たり、半分ハズレです。
今回は、その甥っ子への回答として、東京での一人暮らしの費用をまとめてみました。また生活費を安くあげるコツも紹介します。
東京での生活を予定している方は、ぜひお読みください!
東京での一人暮らしの費用、いくらかかる?
私は東京で一人暮らしをしている独身の中年サラリーマンです。
単身赴任ではなく独身ですが、自分の名誉のために言いますと、決してモテないわけではないのです。まあいろいろとワケあってバツが付いております(ほっとけ!)。
その私の生活費の内訳を紹介しましょう。
この数字で、大体の生活費(生活レベル?)が分かると思います。
食費 30,000円
通信費 8,000円
(スマホ+自宅インターネット)
電気代 4,000円
ガス代 2,000円
水道代 2,000円
合計 91,000円
けっこう質素に生活を営んでおります(^^)
実際にはこれに加えて健康保険、厚生年金、住民税などがかかってきます。健康保険や厚生年金は、事実上税金と変わらないと思います。
これら税金の金額は年収によって上下しますが、大卒新入社員の年収300万円くらいですと、大体月額50,000円くらいでしょうか。
馬鹿にできません。
というか、
税金はめっちゃ高いですよ。
給与明細の控除額を見てびっくり仰天しますからね!
東京の生活費は高い?
東京は都会だから生活費が高くつく、という話を聞きます。
これはある意味正しく、ある意味間違いです。
東京でまず高くつくのは家賃です。家賃だけは高いと思います。ですがそれも23区内での話で、郊外には安い物件も多数あります。おそるるに足らず!
次に高いのは外食の価格でしょうか。都心部ではランチ代800円とか。ラーメンも有名店だと800円~1000円くらいします。でもこれは食べなければいい話です。
家賃や外食費以外は、地方に比べてそれほど高いとは思いません。電気代、ガス代なども日本全国それほど大きな差はありません。
スーパーなどでの食料品や衣類の価格もしかり。ヨーカドーやセイユーなどの大手スーパーなどは激安とさえ言えます。
結婚して子供ができたら話は違ってきます。塾代や私立学校の授業料などは、それなりに高いです。でも独身なら関係ありませんよね。
生活費を安くするコツ
生活費を安くあげるには、どうすればいいでしょうか。
もちろんムダな出費をしないようにすればいいのですが、コツがあります。そのコツとは、固定費を下げることです。固定費とは、契約により毎月必ずかかる出費のことです。
固定費は契約時に決まってしまうので、そこで決断すれば、あとは日々の生活での我慢は不要です。これが大きいのです。
節約に我慢が必要な場合、つい我慢できなくて節約に失敗することがあります。例えば3時のおやつにお菓子食べる習慣がある場合に、毎日お菓子を我慢して節約するのは大変ですよね。
固定費の良い例として家賃があります。家賃は契約してしまうと、毎月の支払い額は固定です。
個人的には、生活費を下げる一番のおすすめは、家賃の安い部屋に住むことです。
おしゃれな部屋に住みたいのは誰しも同じですが、おしゃれな部屋に住んだからと言って、何の得もありません。せいぜい友達や恋人に「いい部屋ね~」と言ってもらえる程度です。
ですが安い部屋を契約すれば、毎月の出費は必ず節約できます。しかも日々我慢することもありません(あまりにボロいところを契約しちゃうと別ですが)。
安い部屋は壁が薄い、治安が悪い、見た目が超ボロい、などの悪いイメージがあるかもしれませんが、実はそうでもないのです。
お薦めなのは、JKK東京やURの物件です。
安くても安心な物件とは
JKK東京(東京都住宅供給公社)やUR(UR都市機構)の物件は、比較的に家賃の安い物件が豊富です。特に高度成長期に造られた古い物件の場合、家賃がべらぼうに安いです。
昔は単身者は入居しにくかったのですが、今では単身者も問題ありません。
私はJKK東京の2DKの物件に住んでいます。
家賃は管理費込みで45,000円ほどです。
民間の物件ですと、安くても8万円くらいはすると思います。
間取り:2DK、バス・トイレ別
5階建ての5階
日当り良好
構造:鉄筋コンクリート
場所:新宿から私鉄で西へ30分
交通:私鉄の特急停車駅から徒歩15分
築40年と確かに古いですが、腐っても東京都の管理物件です。きちんと維持管理されており、庭木もちゃんと手入れされています。日当たりも良好で緑も多い。住むにはなんの問題もありません。
遮音性も高く、隣の部屋の生活音はほとんど聞こえないのが特にお気に入りです。
古くても良い方には、JKK東京はとてもお薦めです。URの物件も安いのですが、JKK東京よりは少々高めです(その分グレードは少々上です)。
URの物件はネットでも検索できます。ですが、ネットで検索できるのは不人気な物件がメインである、という話を営業所で聞きました。良い物件は営業所でどんどん契約されていくのだそうです。
なので、URの物件探しは営業所に出向いたほうが良さそうです。
その他の固定費削減
家賃の他にも固定費を下げる方法があります。
いくつか例をあげますね。
電気の契約アンペア
契約アンペアにより、電気代の基本料金が変わります。
・20アンペア → 561円60銭
・30アンペア → 842円40銭
・40アンペア → 1,123円20銭
・50アンペア → 1,404円00銭
独身男性なら30Aあれば足りると思います。うちも40Aから30Aに下げました。
契約アンペアの変更は無料です。
→ ご契約アンペアの変更|東京電力
通信費
スマホは格安スマホにすれば、格段に安くなります。
私はソフトバンクからDMMモバイルに変更しました。
これにより
約8,000円 → 1,300円
と劇的に安くなりました。
→ DMM mobile 使用1カ月レビュー。データ量も無事に繰り越しました。
新聞代
新聞の主要部分はネットで読めます。
書評やコラムを読みたい人以外は止めても問題無いでしょう。
新聞を読まないやつは仕事ができない、なんて言う上司もいますが、そんなことはありません。新聞は情報収集先の一つにすぎませんからね。
逆に、新聞止めたら仕事ができなくなる人ってどうなのよ?と思います。
新聞止めると3,000円~4,000円ほど節約できます。
生命保険
若くて独身なのに、死亡保険3000万円とかの高額保険に入っている人がいますが、全くのムダです。その3000万円、独身のあなたが死んだ後、誰が必要とするのでしょうか。
生命保険のお姉さんは「いつか結婚するんだから、保険金額には余裕が必要です。若いうちに入った方が得だし」なんてセールスしますが、ほんとにムダです。医療保険は必要だとしても、独身のうちは生命保険なんて葬式代くらいで十分です。
もし生命保険に毎月何万円も払っているのなら、絶対に見直しましょう。
→ 満足度96%の保険相談!保険マンモス
食費の節約はほどほどに
生活費の節約というと、まず食費が頭に浮かぶ方もいるでしょう。でも、食費の節約はほどほどに。
日々の食事は健康の元、元気の素です。
きちんと栄養のバランスを考えて、肉や野菜を摂取するようにしましょう。栄養が不足すると疲れやすくなるし、体の免疫力も落ち、病気になりやすくなります。仕事もがんばれません。
間違ってもインスタントラーメンが主食にならないようにしましょう。
まとめ
東京での一人暮らしの費用についてお伝えしました。
生活費の他にも、年金や健康保険、住民税などの税金がかかってきます。忘れないように計算しましょう。
また、生活費の節約のコツも紹介しました。固定費(特に家賃)を下げるのが肝です。
東京での一人暮らしの生活費は、家賃以外は地方とそれほど変わらないと思います。逆に食料品や衣類などの価格は東京の方が安いかもしれません。
そうそう、東京ではクルマも不要です。クルマの維持費は年間数十万円もかかるので、その維持費が浮くとなると大きいですね。
そう考えると、地方より東京の方が生活費は安く済むかもしれません。
いい街ですよ、東京は!
コメント