冬は寒い!
当たり前ですね。というか、冬は寒くないと観光関係などでは困る人も多いのです。
しかし、部屋の中まで寒いと話は別です。困ります (T_T)
外はいくら寒くても、部屋の中ではぬっくぬくしたいのに・・・
どうも室内で底冷えがする、足元がスースーする、ってことはありませんか?
今回は、一人暮らしでも簡単にできる、お部屋の寒さ対策を紹介します。難しい大仕事ではなく、ちょっとした工夫やアイテムで、部屋で暖かく過ごせるようになりますよ。
では、まずは部屋が寒い原因を見てみましょう。原因が分かれば、対策も立てやすいですから。
目次
部屋が寒い原因
暖房つけても何か寒い。冷える。どういうことなんだろう?
その原因としては、大きく2つあります。
- 熱が逃げている
床や窓から、室内の熱が逃げています。 - 冷気が入ってくる
窓やドアの隙間から、冷たい空気が室内入ってきます。
この2つの原因に対策することで、部屋を暖かくできますよ。
それでは部屋の寒さ対策を紹介していきましょう。
『熱が逃げる』ことへの対策
床の底冷え対策
部屋が暖まっても足元が冷え冷えする、底冷えする、ってことがありますよね。暖かい空気は上に昇ることもあって、床付近の空気は冷えやすいのです。
特に床が板張り(フローリング)で、断熱材が十分に入っていない場合には、床がキンキンに冷えます。
そういう場合は、床にカーペットや絨毯を敷くと断熱・保温効果があるのですが、カーペットの下にさらに敷物をすることで、もっと暖かくできます。
アルミシート+カーペット(絨毯)
アルミシートを敷くと、床からの冷気を遮断し、また室内の熱が床に逃げるのを防いでくれます。
アルミシートの厚さは1mmだと断熱効果が薄いので、2~3mm以上のものを選びましょう。
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保温アルミシート 約180×180cm 厚さ2mm
こたつの敷マットの下に敷いても効果大ですよ!
ダンボール+カーペット(絨毯)
アルミシートの代わりにダンボールを敷いても効果があります。ダンボールはスーパー等で分けてもらえますよ。コンビニにも捨てるほどあるので、相談してみるといいでしょう。
コルクマット
コルクマットは厚手で空気を多く含んでいるので、断熱効果が高いです。最近はコンビニで見かけることもありますね。
コルクマットを部屋に敷き詰めるとなると、けっこうな枚数が必要です。6畳分なら48枚です。通販で買うと自宅まで届きますので楽ですよ。
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コルクマット 48枚 6畳分
コルクマットは1cm近い厚さがあるので、断熱だけでなく、階下への騒音防止にもなります。一石二鳥です。
窓ガラスを断熱する
部屋に窓は必須ですが、残念なことに、窓からは室内の熱がどんどん外に逃げていきます。また、窓ガラスが外の冷気で冷やされ、冷えた空気が室内に流れ出してしまいます(コールドドラフト)。
窓から熱が逃げるのを防ぐためには、窓を二重ガラスにするのが最も良いのですが、高価ですし、賃貸アパート・マンションでは現実的ではありません。
そこで使うのが、窓ガラスの断熱シートです。このシートには空気の層がありますので、大きな断熱効果があります。
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窓ガラス断熱シート ニトムズ E1581
断熱シートの代わりに、梱包用のエアークッション(いわゆる、ぷちぷち)も使えますが、見た目はかなり悪いです (^^; ここは倉庫か?みたいな印象になり、大変後悔した経験があります・・・
断熱シートには次のようなデメリットがあります。
・外が見えなくなる
・陽の光が入りにくくなる
私は窓から外の景色が見えないとストレスを感じます。また、日中は日光を室内に入れたいタイプなので、現在は窓の断熱シートは使っていません。
ただし、結露はなくなりますし、断熱シートの効果はあると感じました。
厚手のカーテンを使う
窓からの放熱と冷気の侵入を防ぐには、厚手のカーテンも有効です。カーテンには、室内の熱を外に逃さない機能と、窓ガラスで冷やされた空気が室内に流れ出す(コールドドラフト)のを防ぐ機能があります。
しかし、ただ厚いだけではダメで、カーテンが床につくほどたっぷりした高さが必要です。カーテンが床までたっぷりあると、窓で冷やされた冷気が室内に流れるのが防げます。カーテンを購入される際には、高さをしっかり確認しましょう。
さらには、窓からの冷気を防ぐ専用のカーテンもあります。現在のカーテンに後付けする形で設置できます。
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ニトムズ 冷気・暖気ストップカーテン E1405
Amazonのレビューも好評です。
『冷気が入ってくる』ことへの対策
室内に入り込む冷気とは、そう、隙間風のことです。隙間風は、ドアや窓(サッシ)の隙間から入ってきます。それらの隙間を塞げば、部屋はグッと暖かくなります。
使うのは、隙間テープです。
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すきまテープ徳用 2巻パック 10mm厚X15mmX2m 2巻ニトムズ E0220
これを玄関ドアやアルミサッシに貼ると、隙間風は格段に減ります。特に風が強い日には実感できます(カーテンが揺れなくなるので分かります)。
100円ショップにもありますよ。
以上、部屋の寒さ対策を紹介しました。しかし、これらの言わば守りの対策。攻めの寒さ対策、つまりいかに暖房するかも大事です。
次にオススメの暖房器具を紹介します。
暖房器具は何を使う?
暖房器具を選ぶ視点としては、赤ちゃんに優しい、急いで暖房できる、暖房費が安い、餅が焼ける、等々いろいろあるでしょう。
しかし、多くの人が重視するポイントと言えば、やはり暖房費が安いことです。とするならば、おすすめするのは、やはりエアコンです。
寒さが厳しい北国では、(暖房能力から)灯油を使ったファンヒーターが主流だとは思いますが、関東以西であれば、まずエアコンで能力不足になることはありません。
エアコンの電気代は?
最近のエアコンは省エネ化が高度に進んでおり、電気代は非常に安いです。私は東京在住ですが、11月(10/25~11/24)の電気代は僅かに4,250円。ほぼ毎日のようにエアコンで暖房を入れています。
条件としては
・設定温度: 20℃
・1日の使用時間: 12時間程度
・サーキュレーターを併用
・暖房する部屋の広さ: 12畳
・使用場所: 東京市部
ちなみにエアコンを使わなかった10月は、3,070円でした。よってエアコンによる電気代は、1ヶ月で1,200円程度と推察されます。あれだけ使って1,200円なら、非常に安価だと思います。
もちろんこれから寒さが厳しくなると電気代は増えるとは思いますが、せいぜい3倍程度ではないでしょうか。いくら何でも10倍にはならないでしょう(^^;
ガスファンヒーターのガス代は?
私はガスファンヒーターも持っており、雪が降るなど寒さが厳しい時にはこれも併用します。昨年まではガスファンヒーターのみで暖房していました。
その時のガス代は、1ヶ月で1万円ちょっと。夏場のガス代が2,000円程度だったことを思うと、ガスファンヒーターによるガス代は5,000円/月は下らないと思います。
これは都市ガスでのコストです。プロパンガス(LPガス)をお使いなら、これより2割増しくらいにはなるでしょう。
エアコンの電気代に比べると、ガス代はやはり高いですね!
サーキュレーター/扇風機と併用する
エアコンを使う時には、サーキュレーター(もしくは扇風機)は必須だと思います。
エアコンは暖気を下に向けて吹き出しますが、やはり暖気は上に上がるもの。どうしても天井付近に暖かい空気が溜まり、足元は冷たくなりがちです。
そこで、サーキュレーターで室内の空気をかき混ぜてあげます。これにより、空気の温度ムラが減少すると同時に、節電にも効果があると言われています。
ところでこのサーキュレーター、置き場所により効果が変わるんです。
サーキュレーターの置き場所はどこがいい?
部屋の空気をもっとも効果的にかき混ぜるためには、サーキュレータはどのように置けばいいのでしょうか。
正解は、『エアコンの真下に置いて、壁に向かって送風する』です。
その次が、『エアコンの真下に置いて、真上に送風する』。
『エアコンと反対側の壁(エアコンから遠い位置)に置いて、真上に向けて送風する』では、かき混ぜ効果は著しく低いです。
これは、コンピュータシミュレーションでも、実際の実験でも確認されています(マイナビニュースより)。
サーキュレーターの配置一つで、エアコンの効果が変わります。
あなたの部屋では、どんな配置ですか?
加湿も大事
冬場の暖房で気をつけたいのが、湿度です。湿度が低いとお肌がカサカサ、喉も乾いて負担がかかりがちです。
空気が乾燥した状態で寝ると、翌朝は喉がカラカラになってますもんね。マズイです。それに、インフルエンザのウィルスも、湿度が低いと生存率が高くなります。
また湿度が低いと、人間の体感温度は低くなります(寒く感じます)。
よって、部屋の空気は乾きすぎないように 気をつけないとなりません。
ちなみに建築物衛生法では、適切な湿度は 40%~70% とされています。しかし湿度が60%を超えるとカビやダニが活発化するとも言われますので、40%~60% くらいが良いのでは?と思います。
部屋着の寒さ対策
室内で暖かく過ごすためには、服装も大事ですね。
「暖房をガンガンに入れて、室内では半袖シャツで過ごすのが好き」という人もいますが、それでは暖房費が跳ね上がります。節電しましょう (^^;
個人的に部屋着で重宝しているのは、次の2つです。
・着る毛布
・ルームシューズ
・ネックウォーマー
この2つがあれば、室内では無敵です(笑)
ただ、選び方があります。
着る毛布は、できるだけ厚手のものを選ぶことです。
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着る毛布 グルーニー
薄手の(安い)ものがありますが、これは暖かくありません。
ルームシューズは、くるぶしより上まで包み込むタイプが良いです。
↓
ルームシューズ もこもこ
踵(かかと)を覆わないタイプは、やはり寒さを感じます。
ネックウォーマーは、ごつくないものを選びます。
寝てるときに肩口や首元がすーすーして眠りが浅くなることがあります。そこでネックウォーマーです!首を保温することで、動脈からの体温の発散を防ぎます。
ごついタイプだと首元がごわごわするので、できるだけシンプルでボタン等の付いていないタイプを選びます。
例えばこんなものです。
↓
ノルディックボアネックウォーマー
寝るときのネックウォーマーは、ほんとに暖かいですよ!
我が家の寒さ対策
ご参考までに、我が家の寒さ対策を紹介します。
我が家は、2LDKの古いマンションです。古い建物なので断熱は弱いと思いますが、隣室の物音は全く聞こえないので、それなりに壁は厚いようです。
現在、次のような寒さ対策をしています。
- アルミシート+カーペット
全室の床には、アルミシート+カーペットを敷いて断熱しています。ここに引越して来る時、荷物の搬入前に敷きました。 - 厚手のカーテン
全ての窓に、厚手のカーテンをしています。 - 隙間風の防止
玄関ドアに隙間テープを貼って、隙間風を防いでいます。居室の窓(アルミサッシ)はピタッと閉まるので、隙間テープは貼っていません。 - 暖房はエアコンとガスファンヒーター
メインがエアコン、サブがガスファンヒーターです。
暖房の温度設定は20℃。
サーキュレーターを常に回しています。 - 部屋着
部屋着は普通ですが、お風呂を上がったら着る毛布とルームシューズ&ネックウォーマーでぬくぬくしています。
以上の対策で、まあまあ快適に過ごしています。
建物が古いので、冬の朝は冷えて、寒くて布団を出たくないことも確かにあります。
ですが、エアコンを入れて10分もすれば15℃は超えて来ますので、ありがたいです。
寒さ対策しても暖かくならない場合
もしも、いろんな対策をしても部屋が寒い、底冷えがする、ということであれば・・・つらいですよね。
寒さは身に堪えます・・・
寒さ対策をしても部屋が暖かくならない場合、その建物自体の限界なのだと思われます。基本的に建物は、断熱材が使われていないと、熱はどんどん逃げます。後付けで寒さ対策の工夫をしても、限界があるのです。
どうしても寒さにガマンできない場合には、引越しを検討されてはどうでしょうか。11月~2月は引越しの閑散期なので、引越し代も安いと思います。
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まとめ
寒い冬を乗り切るための、部屋の寒さ対策について紹介しました。
- 熱が逃げることへの対策
・床の断熱
・窓の断熱 - 冷気の侵入への対策
・ドアや窓の隙間を塞ぐ - 暖房器具の選び方
- 部屋着で寒さ対策
どれも、ひとり暮らしの方でも簡単にできる対策ですので、ぜひお試しください。
部屋が寒いと、それだけじゃなくて、精神的に何となく寂しい思いがします。気持ちが満たされないですよね。昔の人が、囲炉裏を囲んで暖を取っていた気持ちが分かる気がします。
部屋を暖かく保つのは、肉体面でも精神面でも大事です。小さな工夫を積み上げて、暖かい生活をお送りたいですね!
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