Windows10パソコンの不意のシステムトラブル、困りますよね。
ある日突然、起動しなくなる。
ハードディスクが壊れる。
ウィルスに感染する・・・
残念ながら、パソコンにトラブルは付き物です。
トラブル発生時の対処方法を用意しておかないと、復旧に大変手間取ります。
パソコンの復旧にはいろいろな手段がありますが、パソコン修復の最後の手段は、リカバリディスクによるシステムの初期化です。
パソコンが起動しなくなっても、リカバリディスクさえあれば、最悪Windows10を初期化することでパソコンを修復できます。
パソコンをWindows10にしたら、必ずリカバリディスクを作っておきましょう。
転ばぬ先の杖、備えあれば患いなし、です。
ということで、今回はWindows10でのリカバリディスクの作り方を紹介します。
ところで、リカバリディスクには2種類あるのをご存じでしょうか。
まず最初に、リカバリディスクの種類のお話しから始めますね。
リカバリディスクの種類
実はWindows10では、次の2種類のリカバリディスクがあります。
- 回復ドライブ
システム回復用のツールをUSBメモリに格納したもの - システム修復ディスク
システム回復用のツールをCD/DVDに格納したもの
この2種類は、入れ物が違うだけで、ツールとしてできることは同じです。
最近のノートパソコンでは、光学ドライブ(CDやDVDドライブ)を装備していないモデルが結構あります。
一方でUSBコネクタを持たないモデルはほぼありません。
このことから、一般的には『システム修復ディスク』ではなく『回復ドライブ』を作った方が使い勝手が良いと思われます。
よって、この記事では、リカバリディスクとして、USBメモリを使う『回復ドライブ』について説明します。
windows10で回復ドライブを作る方法
1.USBメモリを用意する
使用するUSBメモリの容量は、一般的には16GB以上と言われていますが、私のパソコンでは8GB以上でOKでした。
この容量はパソコン毎に変わるようです。
もしも手持ちに8GBのUSBメモリがあれば、まずそれを使って回復ドライブの作成を始めてみましょう。
回復ドライブの作成途中で、画面に「○○GB以上のデータを格納できる必要があり・・・」と表示されますので、必要であれば、その容量のUSBメモリを購入します。
2.回復ドライブ作成ツールを起動する
次図のように、スタートメニューの隣にある検索ツールに『回復ツール』と入力し、回復ドライブ作成ツールを起動します。
ツールが起動すると、次のような画面が表示されます。
画面の指示に従って、回復ドライブの作成を進めます。
次の画面では、数分間待ちます。
↓
回復ドライブの作成先を選択します。
ここでUSBメモリに必要な容量が○○GBと表示されますので、それに見合うUSBメモリを用意します。
私のパソコンでは8GBが必要でした。
↓
『作成』ボタンを押します。
↓
USBメモリへの書き込みが始まります。30~40分程度かかります。
↓
回復ドライブの作成処理が完了しました。
エクスプローラで確認すると、『復旧』というボリューム名で回復ドライブが作成されているのが確認できます。
↓
以上で回復ドライブが作成されました。
所要時間は全部で50分ほどでした。
(パソコンにより変動します)
USBメモリの保存の際には、内容がわかるようなタイトルを書いておくと分かりやすいです。
回復ドライブを使ったパソコンの復旧方法
トラブル発生時の復旧方法は、いたってシンプルです。
マイクロソフト社のウェブサイトから引用します。
PC が起動しない場合は、回復ドライブを使ってシステムの復元ポイントから復元するか、または PC を初期状態に戻すことができます。正常に稼働する PC で回復ドライブを作成する方法については、「回復ドライブを作成する」をご覧ください。
Windows 10 で作成した回復ドライブを使用する場合、次の手順を実行します。
- 回復ドライブを接続し、PC の電源を入れます。
- [オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング] を選択し、任意のオプションを選択します。[オプションの選択] 画面が表示されない場合は、PC がドライブから起動するように設定されていない可能性があります。PC のブート順の変更方法については、PC の製造元の Web サイトをチェックしてください。
- システムの復元ポイントから復元する場合は、[詳細オプション]、[システムの復元] の順に選択します。この操作を行うと、PC の問題の原因となっている可能性がある、最近インストールしたアプリ、ドライバー、更新プログラムが削除されます。ただし、個人用ファイルは削除されません。
- [この PC を初期状態に戻す] を選択して、ファイルを保持するか削除するかを選びます。初期状態に戻した場合にアプリや設定にどのような影響があるかについては、このトピックの「PC を初期状態に戻す」をご覧ください。
初期状態に戻しても問題が解決しない場合は、[ドライブから回復する] をお試しください。この操作を行うと、Windows 10 が再インストールされます (ただし、PC の購入時に Windows 8/8.1 がプレインストールされていて、PC の製造元により回復パーティションが作成されていた場合、PC にプレインストールされていたバージョンの Windows が再インストールされます)。また、個人用ファイル、インストールしたアプリとドライバー、設定に加えた変更が削除されます。
手順をまとめると、次のようになります。
- 回復ドライブ(USBメモリ)をパソコンに差す。
- パソコンを起動する。
- オプションを選択する。
まとめ
Windows10パソコン用の回復ドライブ(リカバリディスク)の作り方を紹介しました。
パソコントラブルの際には、最悪、システム初期化が必要になることがあります。
そんな場合にも、回復ドライブがあれば、作業はスムーズに進められます。
リカバリディスクがないと、もうそこでお手上げとなります。
ゲームオーバーです。
Windows10用の回復ドライブは、ぜひ作っておいてくださいね!