年の始め、神社に初詣に行くと、おみくじを引く方も多いと思います。一年の最初の運試しです。なんだかワクワクしますよね。私もおみくじは大好きです。
期待を込めて引いた結果・・・大吉だと大喜び、小吉だと「まあいいか」、凶だと「えー??」なんて感じで、一喜一憂です(^^)
でもこの吉凶の順番、どうなってるんでしょうか。例えば吉と中吉はどっちが良いのでしょうか? 末吉はどうでしょうか。なんか良くわかりませんよね。
今回は、おみくじの吉凶の順番についてお伝えします。そして吉凶の順番よりも大切なことも。ここを押さえておけば、おみくじも一層味わい深くなりますよ。
おみくじの吉凶の順番
実は、おみくじの吉凶の順番には、厳格なルールはありません。
例として、いくつかの順番をあげてみます。
- 神社本庁では
大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶 - 浅草寺では
大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶 - 鵠沼伏見稲荷神社では
大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
寺社によって順番も違いますし、吉凶の種類も違います。
関連: おみくじ引いたら持ち帰る?それとも結ぶ? どっちがいいの?どれが正しくて、どれが間違いということはありません。順番や種類は、各寺社ごとに独自に決めているのです。
よって、吉と中吉のどちらが良いのかは、どこの寺社のおみくじかで変わってきます。
おみくじで大切なことは何か、ここがポイントですよね!
おみくじで大切なのは何?
おみくじで大切なのは、『運勢の説明』です。おみくじには運勢の説明が書いてありますよね。
例えば:
二人の愛と希望を乗せた船出のときです。
今は朝日が登るような運勢ですが、周囲のことを考えずに行動しすぎると、困難に出会うことがあります。
方針をしっかりと立てて、強く信じ合って世の荒波を越えましょう。
天空をかける竜のような強運勢です。
何事にも決断と勇気をもって進むことです。
ただ好調にまかせて無計画な行動や欲だけに走ると思わぬ破綻を招きます。
表面に出てはいけません。
自分から進んですることは止めることです。
無理してことをおこなうと大変なことになりますから、慎んでおくことです。
このように、運勢の説明が書いてあります。
日々の過ごし方へのアドバイスとも言えますね。
日々の生活において、このアドバイスを時々思い出して、自分を振り返ることこそが『おみくじの効用』なのではないでしょうか。
「吉凶の順番が大事じゃないなら、書かなくてもいいんじゃない?」
という考えかどうかは分かりませんが、吉凶を書いてないおみくじもあるんです。
そのおみくじとは・・・
明治神宮のおみくじには、吉凶が無い!
名神神宮のおみくじには、そもそも吉凶が書いてありません。
表面には大御心(おおみこころ)として明治天皇が詠まれた和歌があり、裏目にはその説明があります。この裏面の説明こそが、私達が心に留めるべきアドバイスです。
おまけ:伊勢神宮のおみくじ
神社好きな方には有名なお話ですが、伊勢神宮にはおみくじがありません。
おみくじは(仏教の僧侶)元三大師が始めたもので、伊勢神宮はそのはるか前から、かの地に在ったからだそうです。
質実剛健、さすが日本の神社の頂点に立つ、といった風格ですね!
そんなあなたのために、『おかげ横丁』という商店街におみくじ(を絡ませたお土産)があるそうですヨ!
『おかげ干支みくじ』とか『おみくじ猫(招き猫)』とか。探してみてください。
おみくじの順番のまとめ
おみくじの順番には、次のようなものがあります。
- 大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶
- 大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶
- 大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
これらの順番は各寺社で決めており、厳格なルールはありません。なので、中吉だった、末吉だったなどにこだわる意味は、あまりありません。
「あらあら小吉だったわ」くらいで、サラッと流して下さい(^^)
それよりも大切なのは、おみくじ書かれた『運勢の説明』です。神様からのアドバイスですね。
時々このアドバイスを思い出しつつ、我が身を振り返ることこそが大切だと思います。
そのために、おみくじを手帳に挟んだり、財布に入れたりして、いつでも見返せるようにしておくと便利ですよ。
吉凶で一喜一憂するのも楽しいですけど、おみくじのアドバイス、大事にしたいですね。
コメント