神社やお寺に行ったら、とりあへず引いてしまうのが、おみくじです。
居酒屋に行ったらとりあへずビールを頼むように・・・なんて言ったらバチが当たるかな(^^)
だって、おみくじってワクワクしますからね。楽しいです。
ところでこのおみくじ、どこで作られているのでしょうか。
かっぱ寿司はお店の地下工場でかっぱが作っているという噂ですが・・・(^^;
ということで、今回は おみくじはどこで作られているのか、誰が文面を考えているのか、についてお伝えします。
そこには意外なミステリーもありました・・・
世の中の7割のおみくじを作っている会社
おみくじを作っている場所は日本に数ヶ所あると言われています。その中のトップメーカーが『女子道社(じょしどうしゃ)』という会社で、おみくじ界で唯一の専業メーカーです。
女子道社は、日本のおみくじのなんと70%ものシェアを持っています。あなたがこれまでに引いたおみくじにも、女子道社のおみくじがあったことでしょう。
それにしても、シェア70%・・・すごいですね。
なぜ女子道社がこんなに高いシェアを持っているのかといいますと、現在の形式のおみくじの開発元?が女子道社だったからです。
時は明治39年。
二所山田神社の宮司宮本重胤さんが、女性参政権の実現などの女性の社会進出を訴え、機関誌『女子道』を発刊しました。そして活動の資金源として、おみくじが発案され、おみくじを製造する会社として女子道社が作られた、というわけです。
女子道社では、印刷こそ機械ですが、おみくじを折り曲げて商品に仕上げる作業は、全て手作業だそうです。驚きですよね、おみくじって、手で折り込まれてたんですよ!
さらに女子道社では、おみくじの自動授与機(自動販売機)である羽根車式みくじ機、電動式みくじ機も開発し、全国の寺社に納品しています。おみくじ界の巨人とも言えましょう。
地図はコチラ。
(※)地図の左肩をクリックすると、地図の説明が表示されます。
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参考:女子道社
おみくじの文章は誰が作っているの?
おみくじで、さらに気になるのは、あの文章を作っているのは誰なのか、ということです。
実はコレ、現代日本の大いなるミステリーなのです。
以前、某テレビ番組で東京都内の神社に電話して、おみくじの文章を考えているのは誰なのか取材を申込みました。その結果、なんと41の神社に取材を断られました!
取材を継続して、ようやく42社目の神社がインタビューに応じてくれました。その神社のお話によると「100年ほど前に、ある神社の神主さんに神さまからお言葉が降りてきて、それがおみくじの文章になった」とのことです。
それがどこの神主さんなのかは、言えないそうです・・・
とても興味深いお話ですね(^^)
もしもその神主さんがカミングアウトして、「おみくじのご神託を授かったのは、我が神社なり」って言い出せば、そこは一気に人気神社になりそうです。初詣でも大賑わいでしょうね。
逆に、おみくじ文面の事実をご存知の方々が皆他界されますと、おみくじ文面の出自は完全に謎になります。どこかの時点で資料なり寺社の記録なりに残されるとありがたいですね・・・
あとがき
おみくじはどこで作ってるのか、誰が文面を考えているのか、紹介しました。
おみくじの7割を作っているのは女子道社という山口県の会社です。
文面の大本は、ある神主さんが神さまから頂戴したお言葉です。
こう聞くと、一層ありがたみを感じますね。
さあ、今年もおみくじをたくさん引きましょう!!
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