あなたは ぶどう、お好きですか?
私はぶどうが大好きです。
先日、美味しそうな巨峰をたくさん頂きました。
甘いいい匂いがして、見るからに美味しそう!
早速いただきました。
最初は一個一個皮を剥いて食べていたのですが・・・そのうち、いちいち剥くのが面倒になってしまいました。
そこで、ぶどうを皮ごと(種も)食べてみました。
そしたら剥く手間がないので、超快適でした。パクパク食べられる!これはイイ。
ちょっとばかり渋みと苦味がありますが、とても美味しく食べられました。
ところで、ぶどうを皮ごと食べるのは、健康上問題ないのでしょうか。
皮に含まれる成分や、残留農薬などが気になりますよね。
ということで、今回は、ぶどうを皮ごと食べても大丈夫なのか、をまとめてみました。
「ぶどうの皮を剥くのが面倒だよ~」
って面倒くさがり屋さんは、ぜひ読んでみてくださいね^^
それでは始めましょう。
ぶどうは皮ごと食べられる?
結論から言いますと、ぶどうは皮ごと食べられます。
ぶどうの皮に人体に有害な物質は含まれていません。
でも皮ごと食べるとなると、残留農薬とか、いろいろ気になることもあります。
次にその気になることを解決していきますね。
残留農薬は大丈夫なの?
ぶどうの皮には、ほとんど農薬は残っていません。
なぜなら、ぶどうは実ができて房になったら、紙袋を被せてしまうからです。虫や鳥の被害を防ぐためのものですが、農薬の付着も防げます。
また、青果市場などでは農薬の残留検査含め、いろんな検査をやってるそうなので、残留農薬が基準値を上回るぶどうは出荷されません。
残留農薬については安全と信じて良いでしょう。
ぶどうは安心して、皮ごと食べられます!
以前、ある農家さんが出荷した野菜から、農協の検査で基準値以上の残留農薬が検出されました。
その時その野菜は当然出荷停止になったのですが、その農家さんの出荷分だけではなく、その地区全体の出荷が禁止されたそうです。
現場ではそれくらい厳しい検査をしています。
輸入されたぶどうでも大丈夫?
皮ごと食べられる輸入ぶどうとしては、コストコの『レッドシードレスグレープ』が有名ですね。甘くて一口食べたら止まらない、なんて話もよく聞きます。
輸入ぶどうには当然、消毒液や農薬が使われています。ですが、その種類、使用料、残留量などは法律で厳密に決められていますので、人体には影響ありません。
最近は冷蔵技術も進歩していますので、防カビ剤などを多用しなくても、地球の裏側からも日本へ品質を落とさずに運べるようになっています。
ただし、食べる前には流水で丁寧に洗いましょう(洗えば農薬は落ちます)。
皮ごと食べられるとアピールしてる品種と普通の品種とはどう違うの?
皮ごと食べられることをセールスポイントにしているぶどうとしては、次のような品種(ブランド)があります。
- 桃太郎ぶどう
- 瀬戸ジャイアンツ
- ナガノパープル
- シャインマスカット
- レッドシードレスグレープ
これらは、通常のぶどうに比べて、皮が薄いため、皮ごと食べやすいです。逆に言いますと、皮が薄くいため剥こうとしても苦労します^^;
皮や実の成分が、両者で違うことはありません。
皮ごと食べてどんなメリットがあるの?
ぶどうの皮には、ポリフェノールが非常に豊かに含まれています。ぶどうの色が紫なのは、ポリフェノールから来ています。
プリフェノールには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去してくれます。また悪玉コレステロールを抑えたり、アンチエイジングにも効果があるとされています。
一時期、赤ワインにポリフェノールが豊富に含まれているので健康に良い、なんて話がありましたが、赤ワインのポリフェノールは、ブドウの皮に含まれていたものです。
また、ブドウの皮の渋みは、ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれているからです。
少々渋いのは、良薬口に苦し、ということなのです。
一般的に、果物の皮には健康に良い栄養素が含まれているといいますが、ぶどうでもそれが当てはまるようですね。
あと、皮ごと食べると、『食べるのが面倒くさくない』という、とても大きなメリットがあります!
皮ごと食べてデメリットはないの?注意点は?
ぶどうは消化が良くないといわれていますので、食べすぎると下痢の原因になります。特に皮は実に比べると固いので消化しにくいです。
一般的にぶどうの適量は、一日あたり100gと言われています。巨峰の場合は1粒で約15gですから、6~7粒にあたります。
しかし、適量は人によって異なりますので、ご自分で適量を探してみてください。
意外とたくさん食べても大丈夫かもしれません。
(ぶどう狩りでたくさん食べられますね!)
ぶどうの種は食べちゃってもいいの?
ぶどうは種も一緒に食べてしまって問題ありません。
私が小さいころは、親に
「スイカの種を飲み込むと、へそからスイカの芽が出てくるぞ~」
とか、
「種を食べると盲腸になるぞ~」
などと脅されたものですが、これらは(当然ですが)迷信です。
普通は、飲み込んだ種は消化されずに排便されます。
そもそも植物は、種を動物に飲み込ませて違う土地で排便させることにより、植物を広く伝搬させる戦略を取っていますからね。ちゃんと排泄されるのです。
ご心配なく。
ということで、ぶどうは皮ごと食べても良いと分かったわけですが、皮の感触や渋みが好きになれない方もいらっしゃると思います。
そんな方は、ぶどうを丸ごとジュースにしてみてはどうでしょうか。
ミキサーを使うと、簡単に美味しいぶどうジュースができますよ。
ぶどうジュースを作ってみる
手順はわずか5ステップ!
1.ぶどうを洗う(適量)
画像では16粒です。
2.ミキサーに牛乳を入れる(適量)
牛乳を入れると、ジュースがまろやかになります。
3.ぶどうを投入
4.水を追加(適量)
あまり水を入れすぎると、ミキサーを回した時に溢れ出てしまいます。
多くても容器の半分くらいまでの量にしましょう。
5.ミキサーのスイッチオン!!
3~4分ほどミキサーを回しますと、完成です。
ちゃんと紫色になりますので、いかにもぶどうジュースです。
これでたっぷり二人分できます。
子供さん用だったら、三人分かな。
ウマウマですよ。
甘味が足りなく感じたときは、蜂蜜や砂糖をお好みで追加してみて下さいネ。
ジュースには皮と種が粒粒のまま残っていますが、気にせずゴキュゴキュとお飲みください。
食物繊維もたっぷりです!
ただし飲みすぎると、私はお腹がゆるくなります。
私にはコップ1杯が適量です。
みなさんも適量をお飲みくださいネ。
ミキサーは安いものでOKです。私が使っているのは2,500円くらいの激安品です・・・
まとめ
ぶどうは皮ごと食べられるのか?
答えは、イエスです。
欧米では皮ごと食べるのは普通だとか。
そう言えば、ニュージーランドではキウイも皮ごと食べるようです。
皮を剥いちゃう日本人は『お上品』なのかも。
また、ブドウの皮にはポリフェノールが豊富に含まれており、コレステロールの抑制やアンチエイジングなど、健康にもとても役立ちます。
生ごみも出ないし、健康にも良いし、何よりも皮を剥く面倒くささから解放されます^^;
ぶどうは皮ごと食べるメリットがいっぱいですね!