先日妻が冷蔵庫の食品を整理していたら、昔の梅干しが出てきました。
妻「これ古いわね。賞味期限2001年5月だって。」
私「古いね~。でも食べられそうだよ」
妻「え~? 食べたらやばいでしょ」
こんな古い梅干し、もう食べられないでしょうか。
でも、古くても、カビが生えてるわけでもなし、変な臭いがするわけでもなし。
捨てるのももったいない。
だけど、食べるのもちょっと怖い ^^;
うーん、古い梅干し、どうしよう??
ということで、今回は梅干しの賞味期限についてまとめました。
古い梅干しの扱いに困っている人、必見です!
ではまず最初に、梅干しの食品としての性格についてみてみましょう。
この性格を見ると、梅干しの腐りにくさがわかります。
そもそも梅干しは腐りにくい!
自分で梅干しを作ったことがある方ならわかると思いますが、梅干しを漬ける時には塩をたくさん入れますし、焼酎(ホワイトリカー)も使います。
つまり、塩とアルコールでダブルで殺菌されているのです。
ヒャッハー!!(意味不明な方はスルーでお願いします)
梅を天日に干したりもしますので、さらに日光で殺菌しています。
こうやって殺菌を重ねて作りますから、梅干しは長持ちするのです。
このように、梅干しは強力に殺菌されており、言わば保存食なのです。
さらに製造後も、塩分濃度が高いので、カビはなかなか生えません。
梅干しは、とっても優秀な保存食です。
賞味期限を過ぎても、ほぼ食べられます
店頭で販売されている梅干しには、たいてい賞味期限が書いてあります。
ですが、その賞味期限はかなり安全側に倒した日付だと思います。製造側にしたらPL法など大人の事情もあるのでしょう。
そもそも保存食である梅干しに、市販品ではさらに合成保存料などを加えています。
カビにしてみれば、地獄のように住みにくい環境です。
ですから、賞味期限を過ぎていても、明らかにカビが生えていない、味がおかしくない限りは食べても問題ないと思います。自己責任ではありますけども。
手作りした梅干しの賞味期限はどれくらい?
梅干しを手作りした場合、その賞味期限は・・・カビが生えるまで、です (^^;
ざっくりとではありますが、塩分濃度が15%以下だとカビが生える可能性が高くなると言われます。
なので、塩分濃度20%前後で作れば、ほぼカビない梅干しができると思います。賞味期限は無限大です。
うちの母は塩分20%で作っています。5年ほど前に大量に我が家に送ってくれた梅干しが、まだ冷蔵庫に残っています。全然カビませんし、おいしく食べられます。
数年前、江戸時代に漬けられた梅干しが、いまだに食べられる状態で発見されというニュースもありました。
しかし、保存容器が密閉されていないと水分が蒸発しますから、そう古くならないうちに食べるのがおすすめです。
減塩タイプの梅干しには注意
昨今の健康ブームを考慮して、最近は減塩タイプの梅干しが売られています。
減塩タイプでは塩分濃度が低く、15%を満たしていないものが多いです。低いものでは塩分3%とかあります。
こうなると、もう保存食ではありません。冷蔵庫に保管し、できるだけ早くに食べきりましょう。
賞味期限過ぎちゃったけど、もったいないな、どうしよう? と思ったら、カビが生えていないか確認してください。
カビが生えていなければ、少しだけ食べてみて、味がおかしくないか確認します。
大丈夫そうだったら、できるだけ早く食べきりましょう。
梅干しまとめ
- 梅干しは十分に殺菌されている保存食です。
- 塩分濃度20%前後で作った梅干しは、ほぼ腐りません。賞味期限は無限大です。
- 市販されている梅干し、特に減塩タイプは塩分濃度が低いのでカビることがあります。
市販の梅干しが賞味期限を過ぎていても、カビてなくて、味もおかしくなければ食べてよいと思います。
知識に頼るばかりではなく、自分の舌を信じることも大切ですね!