愛用してきたロジクールのマウスM570の左クリックが、なぜか効かなくなりました。
このマウスはトラックボールタイプのやつで、マウスを滑らせる必要がありません。
使い始めこそ多少は戸惑いもあるのですが、慣れてしまうとめちゃめちゃ便利です。
もう3年以上も使ってきたので、そろそろ寿命かな?とも思いましたが、ネットをぐぐってみると同じ故障がけっこう起きているようです。修理方法を書いてあるブログも多数ありました。
自分で修理できるのなら(新品買うより)安上がりですし、何より自分の経験値が上がります(^^)
ということで、自分で修理してみることにしました。
※2018/08/13 追記
その後、ひだりクリックのチャタリングが起きたのですが、これも同じ方法で修理できました! 買う直すと4,000円くらいしますからね、助かりました(^^)
必要な工具
今回の修理で必要になったのは、次の工具です。
- トルクスドライバー
- ヘラ
- 接点復活剤
- 綿棒
- ピンセット
トルクスドライバー
ロジクールマウスM570を分解するには、トルクスドライバーという、ちょっと特殊な工具が必要です。サイズは『T6』。
こんな星型のネジ先をしています。
↓
手持ちのドライバーセットはトルクスドライバーも含んでいましたが、T6サイズがありませんでした。
アマゾンを探したら、T6のネジ先(ビット)だけ販売されていましたので、これを購入しました。
↓
Wera(ヴェラ) 867/1Z トルクスビット TX6
トルクスドライバーを全く持ってないなら、これを機会にセットを購入しても良いですね。
JVMAC 59in1 精密特殊ドライバーセット
ヘラ
M570裏面のネジは、ゴムカバーで隠されています。
このゴムカバーを剥がすのに『ヘラ』を使います。
まあ、先が尖ったものがあれば なんでも良いとは思いますが、私は次のヘラセットを購入しました。
あれば何かと便利かと思います。
↓
Kingsdun ヘラセット 6本組
接点復活剤
次に必要なのが、接点復活剤です。
私はこちらを購入しました。
↓
KURE 接点復活スプレー #1424 220ml
商品によっては、プラスチックにダメージを与えるものもあるそうなので、注意が必要です。
綿棒
接点復活剤はスプレー容器なので、そのまま使うと接点復活剤が広範囲に飛び散ります。基盤の部品に接点復活剤が付着すると故障の原因になると聞きました。
そこでこれを防ぐために、まず綿棒に接点復活剤を少量スプレーして、これをクリックを感知するスイッチに塗りつけました。この方法なら、スプレーが部品に飛び散りません。
これで十分に接点復活剤を染み込ませることができます。
ピンセット
後にも書きますが、一部のネジ穴の上にシールが貼られています。このシールを突き破るために尖ったピンセットを使いました。
なので、ピンセットでなくても尖ったものなら何でも良いですね。キリとか。
まとめますと、今回使った道具はコレだけです。
↓
さて分解だ!
分解はとても簡単です。
まず準備として、トラックボールを外します。
裏面からペンなどでボールを押し出せば、簡単に取り出せます。
次はM570裏面の5個のネジを外していきます。
ネジはココです。
↓
ただしある1個のネジ穴は、電池入れの奥深くにあり、上からシールが貼られています。
これは先の尖った何かでシールを突き破ってやる必要があります。
私は尖ったピンセットで突き破りました (^^)
↓
ネジさえ外せば、裏蓋は簡単に外れます。
左クリックを検知するスイッチはコチラです。
↓
この黄色のポッチを、接点復活剤を含ませた綿棒でカチカチとクリックします。綿棒にはけっこうたっぷりと接点復活剤が蓄えられるので、クリックするだけでスイッチに十分に薬剤が浸透します。
とは言え私は心配性なので、だいたい100回くらいクリックしておきました。
右クリックは問題なかったのですが、ついでなので右クリック用のスイッチも100回、同様に綿棒でクリックしておきました。
接点復活剤の塗布が終わったら、元通りに裏蓋を組み付けます。
以上で修理完了です!
意外に簡単ですよね。
修理の結果
M570を組み立て直して、早速左クリックを試してみたら、バッチリ復活していました。右クリックも問題ありません。
これで後5年は戦える・・・かな?
こういう機会に道具を少しずつ充実させていけば、後々役立ちますね。
もちろん修理の経験も蓄積され、少しずつ技能もアップします。違う機種のマウスが故障したときにも、今回ののスキルが使えそうです。
自分が成長できるのがうれしいですね。