春先に12万キロ超えの軽中古車を購入しました。そのクルマの12ヶ月点検のお知らせがディーラーから届きました。
あああ、またお金がかかる~
自動車って本当に金食い虫だよ~
と、少々ブルーな気持ちに (+_+)
最近の愛車は、購入当初の不具合の修理も終わり、すこぶる好調です。グイグイ走り、燃費も伸びます。全く問題ありません。
それだけに、「この時期に点検? まだ後でいいでしょ」という心の声が聞こえて来ます・・・こんな私と同じような状況の方も多いと思います。
そこで今回は、
・無視した場合の罰則などはないのでしょうか。
・かかる費用や時間はどれくらい?
といった疑問について調べてみました。
これから12ヶ月点検を受けるかどうか、お悩みの方の参考になればと思います。
12ヶ月点検は受けなきゃダメ?罰則は?
12ヶ月点検は法定点検です。法律(道路運送車両法)で受けるように、と定められた点検です。よってクルマの所有者は、点検を受ける義務があります。
ですがその一方で、点検を受けない場合の罰則はありません。
よって世間的には、12ヶ月点検を受けない人も大勢います。点検を受けないことによる社会問題もほぼありません(テレビのニュース等でも見かけませんよね)。
ということで、個人的には12ヶ月点検は受けなくても実質的な問題は無いと思います(あくまでも個人的な見解です)。
ただし、クルマを毎日長距離走らせる、高速道路を多用するなど、シビアな使い方をされている場合には、故障の予防的な意味合いから点検を受けたほうが安心かと思われます。

当時の日本車の品質は、現在に比べて随分低かったと思います。それゆえ12ヶ月ごとの点検が必要だと定めたのかもしれません。
ちなみに、12ヶ月点検を受けると、点検済を示すこんなシールをもらえます。
クルマのフロントガラスに貼られているのをよく見かけますね。
↓
12ヶ月点検は自分でできる?
12ヶ月点検は自分でもできます。自動車整備の資格は要りません。
ですがその項目は、多岐に渡ります。
- ステアリング
・ステアリング・ギア・ボックスの取付けの緩み
・パワー・ステアリング・ベルトの緩み、損傷 - ブレーキ
・ブレーキ・ペダルの遊び、踏み込んだときの床板とのすき間
・ブレーキのきき具合
・ブレーキ・ホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態
・ブレーキ・ドラムとライニングとのすき間
・ブレーキ・ディスクとパッドとのすき間
・パーキング・ブレーキのきき具合 - エンジン
・エア・クリーナ・エレメントの汚れ、詰まり、損傷
・エンジン・オイルの漏れ
・オルタネータ・ベルトの緩み、損傷
・冷却水の漏れ - 動力伝達装置
・クラッチ・ペダルの遊び、切れたときの床板とのすき間
・トランスミッション、トランスファのオイル漏れ、量
・プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトの連結部の緩み - 走行装置
・タイヤの状態
・ホイールのボルト、ナットの緩み - サスペンション
・サスペンションの取付部、連結部の緩み、がた、損傷 - 電気装置
・スパーク・プラグの状態
・点火時期
・ディストリビュータのキャップの状態 - その他
・エキゾースト・パイプ、マフラの取付けの緩み、損傷
などなど・・・
以上のような項目を自分で点検できるなら、自分で実施しても問題ありません。
ですが、やるとしたら大変ですよね。クルマをリフトアップしないと難しかったり、特にブレーキ関係は分解しなくてはできない項目もあります。
私自身の場合は・・・自分ではできません!
ムリ、絶対!!
12ヶ月点検の費用、時間は?
ディーラーからのお知らせを見ますと、12ヶ月点検の費用は10,800円でした(自分でクルマを持ち込んだ場合)。
ちなみにオートバックスにも電話で見積してみましたところ、こちらは12,960円でした。
意外なことに、ディーラーの方が安かったです。
実際には点検の結果、部品交換やオイル交換をすると、その料金が上乗せされます。例えばオイル交換するならば2,000円程度が上乗せされます。その分も計算に入れておかなければなりません。
点検にかかる時間は、ディーラーからのお知らせには45分~と書いてありました。一方オートバックスでは最短2~3時間とのことでした。こちらもオートバックスが負けてます!
ちなみに、ディーラーからのお知らせはこんな文面でした。
↓
結局、12ヶ月点検は受けたほうがいいの?
12ヶ月点検は受ける義務はありますが、受けなくても罰則はありません。
となると、受けなくてもいいんじゃないかな・・・という気持ちになりますよね。
結局、受けるべきなんでしょうか、どうなんでしょうか。
点検を受ける場合、受けない場合のメリット・デメリットをあげてみます。
点検を受ける場合
- メリット
-
・整備のプロがクルマの状態をチェックしてくれる
・エンジンオイルなどの消耗品を定期的に交換できる
・故障を未然に防げる(かもしれない) - デメリット
- ・費用と時間がかかる
点検を受けない場合
- メリット
- ・費用、時間が節約できる
- デメリット
-
・エンジンオイルなど消耗品の交換が遅れる場合がある
・隠れた損傷に気が付かない場合がある
・隠れた損傷がトラブルにつながるかもしれない(走行中にエンジンが止まるとか)
個人的には、ポイントは「隠れた損傷がトラブルにつながるかもしれない(走行中にエンジンが止まるとか)」というところでしょうか。
実際のところ日本車の信頼性は非常に高いので、相当激しい乗り方をしていない限り、そういう可能性は低いと思います。ただ可能性はゼロではありません。
この可能性をどう見るか、ですね。
「週末の買い物くらいにしか使わないからね、大きなトラブルは心配してないよ。車検で十分」
という方もいれば
「毎日100キロ以上走るし高速道路も多いし、クルマの負担が心配だから点検を受けるよ」
という方もいるでしょう。
そこは各個人の判断になると思います(私個人は前者です)。
あと、ディーラーの○年保証とか○万キロ保証などには、12ヶ月点検などを受けることが条件になっている場合があります。その場合には12ヶ月点検は必須ですよ! ご注意くださいませ。
まとめ
クルマの12ヶ月点検について紹介しました。
- 12ヶ月点検は法定点検なので、受ける義務があります。
- ただし受けなくても罰則はありません。
- 点検料金は基本12,000円くらいです。
- 所要時間はディーラーで45分~です。
加えてオイルなどの交換料がかかります。
法的には業者に頼まず自分で点検することもできますが、点検項目が多く大変面倒です。私が12ヶ月点検を受けるなら、迷わずディーラーにお願いします (^^;
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